愛媛県松山市の老舗焼肉専門店 焼肉大協

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大協小話~若女将のひとりごと~ 第8話 冷麺

どうも、若女将です。急に寒くなってきましたね。先日やっと衣替えを済ませましたが、子供の成長って早いものですね。去年の服がほとんどもう着られません。結構な量の服を買い直しで、お財布にも北風が吹いています(T_T)
 
 
第八話 冷麺
 
焼肉の締めと言えば…「ビビンバか冷麺」とおっしゃる方が多いと思います。
ご存じですか?当店ではオールシーズンで冷麺が食べられるんですよ!
よく冷麺にはスイカ等、季節の果物が上に乗っていますが、当店ではオールシーズンで変わりなく提供できるように、果物は乗せないようにしています。
 
冷麺は朝鮮半島(韓半島)を起源とする麺料理で、文字通り「冷たい麺料理」のことです。歴史的文献によると、冷麺は夏の食べ物ではなく、寒さも厳しい冬の食べ物だったことが判ります。ギンギンに冷えて少し酸味のあるスープとシコシコの麺、これをオンドルで暖まったポカポカの部屋で頂く、これは冬の暖かい部屋で頂く冷たいアイスクリームや、赤々と燃える暖炉の側で飲むビールのような感覚に近いものではないでしょうか。
 
冷麺には、ムルレンミョン(スープ付き冷麺)と、ピビムネンミョン(スープ無し混ぜ冷麺)の2種類があり、これらを総称して冷麺と言います。当店ではムルレンミョンを「冷麺」として、又、ピビムネンミョンは「ピビン麺」として提供しています。ピビン麺はこの小話の第1回として以前紹介させて頂きましたよね。
 
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冷麺に含まれるでんぷんは消化過程で乳酸が生産されるのですが、この乳酸が多くなると疲労がたまるため、早く分解する必要があります。酢などの有機酸は乳酸を分解処理を促進する働きがあるのです。酢はこんな点で消化吸収された栄養分をエネルギーに換えてくれる隠れた貢献者です。韓国ではカルビやプルコギなどの肉類を食べた後に冷麺を食べる人が多いのですが、これはまさにこのような理由からなのです。つまり、焼肉を食べた後に冷麺でさっぱりと締めるのは、とても理に適っている事なんですね。

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